超音波検査でなにがわかるの??
こんにちは!イース動物病院です。
今回は健康診断の検査にも含まれている超音波検査についてです。
超音波検査でなにがわかるのか、なぜ定期的な健康診断が必要なのかご紹介いたします!
犬猫の超音波検査でわかること
ペットを家族の一員として大切に思う飼い主にとって、健康管理は最優先事項です。そのためには、定期的な健康診断が欠かせません。最近では、犬や猫の健康診断において「超音波検査」が重要な役割を果たしています。この検査は、非侵襲的で痛みもなく、ペットに負担をかけずに内部の臓器の状態を詳しく確認できる方法です。
超音波検査でわかること
- 心臓の状態 犬や猫の心臓の構造や機能を評価するために、超音波検査が使用されます。特に、心臓の異常や病気を早期に発見することができます。例えば、心臓の弁に異常がある場合、その弁が適切に閉じないために血液が逆流する「心臓弁膜症」などが診断されることがあります。早期発見によって、適切な治療が可能となり、ペットの生活の質を向上させることができます。
- 腹部の臓器 超音波検査は、肝臓、腎臓、膀胱、脾臓、胃腸などの腹部臓器の状態を確認するためにも利用されます。例えば、腫瘍の有無や臓器の形状の変化、結石の存在などがわかります。また、腎臓の異常や膀胱炎の早期発見にも役立ちます。これらの情報を基に、獣医師は最適な治療方針を立てることができます。
- 妊娠の確認 妊娠中のペットの状態を確認するためにも超音波検査が活躍します。胎児の数や成長状況、健康状態を確認することができるため、出産の準備が整えやすくなります。また、母体の健康状態も併せて確認できるので、妊娠中のリスク管理にも貢献します。
超音波検査の利点
超音波検査の最大の利点は、ペットに対してほとんど負担をかけずに詳細な情報が得られることです。検査は短時間で済み、麻酔も不要なため、年齢や体調に関わらず広く利用できます。また、放射線を使用しないため、安全性が高い点も飼い主にとって安心できる要素です。
定期的な検査の重要性
超音波検査は、ペットが何らかの症状を示してから行うものではなく、健康な状態でも定期的に受けることが推奨されます。特に、高齢のペットや特定の疾患にかかりやすい犬種や猫種にとっては、定期的な検査が病気の早期発見につながります。病気の進行を防ぎ、長生きさせるためには、飼い主の積極的な健康管理が欠かせません。
まとめ
犬猫の超音波検査は、心臓や腹部の臓器、妊娠状態を確認するための非常に有効な手段です。定期的な検査を受けることで、ペットの健康状態を把握し、早期治療や予防が可能となります。飼い主として、ペットが健康で長く幸せに暮らせるように、超音波検査を取り入れた定期的な健康診断を検討してみてはいかがでしょうか。
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