犬の股関節脱臼は簡単に起きちゃう?!
こんにちは!イース動物病院です✨
愛犬の股関節脱臼は些細なことでも起こる可能性があります。なんか足を使わない。びっこを引いている。など日常でふとした瞬間…気が付いたときにはもう脱臼していた。そんなことが多くいます。
大切な愛犬にはいつまでも元気でいてもらいたいですよね?そんな愛犬が急に股関節脱臼してしまった!!そんな時のためにより知っておくと良いとおもいます。
愛犬の股関節脱臼は、骨が正常な位置から外れてしまう状態であり、愛犬の健康や生活に重大な影響を与える可能性があります。本日は股関節脱臼の症状から治療法までを詳しく解説します。
【症状】
犬の股関節脱臼の主な症状には、次のようなものがあります。
歩行の困難
脱臼が起こると、犬は歩行が困難になります。足を使わない、片足でびっこを引いている。痛そうにしている。様子が見られることがあります。
疼痛
犬は痛みを感じ、足を触ろうとすると痛がって鳴き叫ぶことがあります。
不自然な動き
脱臼が起こった場合、犬の動きが不自然になることがあります。足に力が入らない。特に脚を伸ばす動作や跳ね上がるような動きが難しくなります。
【原因】
股関節脱臼の原因は様々ですが、主なものとしては、遺伝的要因や外傷などが挙げられます。特に小型犬や股関節形成不全の犬種では、股関節脱臼のリスクが高くなることがあるといわれています。
【診断】
獣医師は、犬の症状を観察し、レントゲン検査の画像診断を行うことで股関節脱臼を確認します。正確な診断が行われることで、適切な治療法が選択されます。
【治療法】
手術
手術が第一選択になります。手術は脱臼してしまった部分の骨の頭を切除することになります。また手術後はリハビリテーションが必要となります。
外科手術以外での整復方法もありますが、基本的に再脱臼してしまう可能性が高くなります。
術後の管理についてはこちらをご覧ください。
【リハビリテーション】
手術後には、リハビリテーションが最も重要になります。リハビリテーションには、筋力トレーニングや物理療法などが含まれます。よく足を使用しよく運動することで回復する一番の近道になります。獣医師のリハビリテーションの指導のもと、適切な方法でリハビリを行うことが股関節脱臼の回復に不可欠です。
【予防】
股関節脱臼を予防するためには、適切な運動や食事管理が重要です。また、遺伝的な要因を考慮し、股関節形成不全の犬種を飼う場合は、定期的な健康診断や注意深い観察が必要です。
犬の股関節脱臼は、早期の診断と適切な治療が重要です。獣医師の指導のもとで、犬の健康と幸せな日々を守るためにしっかりと理解しておきましょう。
当院では毎週月曜日に整形専門外来を行っています。足を使わない。びっこを引いている。など小さなことからでもご相談下さい。
大切な愛犬の為に少しでも気になる方がいましたらご連絡ください。