愛犬が『キャン!』と鳴いた後から前足つかない…これって…

こんにちは!イース動物病院です!

ワンちゃんとこの夏たくさん出かけてたくさんの思い出を作りたいですよね!

そんな時に『キャン!』とワンちゃんが鳴いて前足を上げている!!前足をつくのを嫌がる…。力が入ってない。そんなことが起きてしまったら心配で不安になってしまいますよね。

本日はワンちゃんで起きてしまうかもしれない、橈骨骨折についてお話をさせていただきます。

犬の橈骨(とうこつ)骨折は、特に小型犬に多く見られる一般的な骨折の一種です。橈骨は前肢の前腕部分を構成する2本の骨のうちの1本で、もう1本は尺骨(しゃくこつ)です。橈骨骨折は、犬が高いところから飛び降りたり、ジャンプ、転倒、交通事故に遭ったり、重い物に衝突したりすることで発生することが多いです。以下では、犬の橈骨骨折の原因、症状、診断方法、治療法、そして予後について詳しく説明します。

目次

原因

外傷

  • 高所からの落下や飛び降り
  • 交通事故
  • 重い物にぶつかる
  • ジャンプ
  • 転倒

骨の脆弱性

  • 栄養不足や老化による骨の脆弱化
  • 先天的な骨の異常
  • 骨密度が低い小型犬種(例:チワワ、ポメラニアンなど)

骨腫瘍や感染症

  • 骨腫瘍や骨の感染症による骨の弱化

症状

急激な痛み

  • 骨折直後に非常に強い痛みを感じ、鳴いたり、動かなくなったりします。
  • 骨折箇所を触られるのを嫌がる、患部の足に体重をかけられない。

跛行(はこう)

  • 患部の脚を使おうとせず、地面につけないようにします。

腫れと変形

  • 骨折部位が腫れたり、異常な形状に変形したりします。

異常な動き

  • 骨折部位を動かそうとすると、異常な動きや音がすることがあります。

出血

  • 開放骨折の場合、骨が皮膚を突き破り出血が見られることがあります。

⚠️骨折後は患部周辺に内出血や睡れが生じます。

診断

身体検査

  • 獣医師が触診し、骨折の疑いがある部位を特定します。

レントゲン検査

  • レントゲン撮影により、骨折の場所、形状、程度を確認します。

CTスキャンやMRI

  • 複雑な骨折や骨腫瘍が疑われる場合には、CTスキャンやMRIが使用されることがあります。

治療法

ギプスや包帯による治療は合併症トラブルを生じるリスクが多く見られるため、ほとんどの症例には外科手術が適応されます。

外科手術

  • 骨折部位が不安定であったり、開放骨折であったりする場合などには外科手術が必要です。金属製のピン、プレート、ネジを使用して骨を固定し、正しい位置に戻します。

ギプスや包帯

  • ギプスや包帯で固定します。これにより、自然治癒を促進します。

薬物療法

  • 痛みを緩和するための鎮痛剤や、感染症を予防するための抗生物質が処方されます。

リハビリテーション

  • 骨が癒合するまでの期間、適切な運動制限とリハビリテーションが重要です。これは、筋力の低下を防ぎ、正常な機能を回復するために必要です。

予後

骨折の種類と部位

  • 複雑な骨折や開放骨折は治癒が難しく、合併症のリスクが高くなります。

治療の早さと適切さ

  • 早期に適切な治療が行われるほど、予後は良好です。治療が遅れると、感染症や変形治癒のリスクが増します。

犬の年齢と健康状態

  • 若い犬や健康な犬は治癒が早く、予後も良好です。一方で、老犬や持病がある犬は治癒が遅く、合併症のリスクが高くなります。

飼い主のケア

  • 飼い主が適切なケアとリハビリテーションを行うことも、予後に大きく影響します。定期的な獣医師の診察や、指示に従ったケアが必要です。

まとめ

犬の橈骨骨折は、外傷や骨の脆弱性などが原因で発生します。適切な診断と治療が行われれば、多くの場合、良好な予後が期待できます。飼い主としては、骨折を予防するために犬の生活環境を整え、適切な栄養と運動を提供することが重要です。また、骨折が発生した場合には、迅速に獣医師に相談し、適切な治療とケアを行うことが大切です。

さらに詳しくはこちらをご覧ください。

当院では毎週月曜日に整形専門外来を行なっています。

前足を使わない。骨折してしまったかも。骨折と言われたが内科療法で経過観察しているが良くなる気配がない。昔に骨折し手術したがなかなか前足をつかない。など些細なことからでもご相談にのらせていただきます。

大切な愛犬との大切な日常に少しでも寄り添わせていただいます✨