犬・猫の外耳炎|耳が臭い・かゆい・耳垢が多いときに考える原因と治療【イース動物病院】
作成:イース動物病院 院長 芹沢和也
犬や猫が耳をかく、頭をよく振る、耳からいつもと違うにおいがする、耳垢が増えたという症状は、外耳炎でよくみられるサインです。外耳炎は、耳の入口から鼓膜までの「外耳道」に炎症が起こる病気で、犬では日常診療でとても多くみられます。一次診療データでは、犬の外耳炎の年間有病率は7.30%と報告されており、犬種、耳の形、皮膚アレルギー、湿度、耳道内の細菌や酵母の増殖などが複雑に関係します。
外耳炎は、耳の中に菌がいるだけの病気ではありません。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどの体質、垂れ耳や狭い耳道といった構造、耳掃除の方法、慢性化による耳道の変形などが重なることで、治りにくくなったり再発を繰り返したりします。 そのため、イース動物病院では、耳の汚れを取るだけでなく、なぜ外耳炎が起きたのか、再発しやすい背景がないかを確認しながら治療方針を考えます。
外耳炎の治療で大切なのは、「耳垢が減ったか」だけで判断しないことです。耳道の赤み、腫れ、痛み、耳垢細胞診の結果まで確認して、治療終了や再発予防を判断することが重要です。
外耳炎とは?犬や猫の耳に起こる身近な炎症
外耳炎は「耳の入口から鼓膜まで」の炎症です
外耳炎とは、耳の入口から鼓膜までの外耳道と、耳介周囲に炎症が起こる状態です。初期には耳の赤み、かゆみ、耳垢の増加、においなどがみられますが、進行すると耳道が腫れて狭くなり、耳を触るだけで強い痛みを示すことがあります。
犬では外耳炎が比較的多くみられ、特にアレルギー性皮膚疾患との関連が重要です。犬アトピー性皮膚炎の研究では、外耳炎が約半数の犬にみられたと報告されています。 また、アレルギーの犬では外耳炎が最初の症状、あるいは唯一目立つ症状として現れることがあります。
外耳炎は再発しやすい病気です
外耳炎は、点耳薬で一時的に落ち着いても、背景にある原因が残っていると再発しやすい病気です。100例の犬外耳炎を調べた研究では、一次原因としてアレルギー性皮膚炎が43%、植物性異物が12%、耳ダニが7%と報告されています。 つまり、耳の中の細菌や酵母だけを治療しても、アレルギー、異物、耳ダニ、耳道の構造などを見落とすと、外耳炎を繰り返すことがあります。
| 外耳炎を考える4つの要素 | 具体例 | 治療での意味 |
| 一次原因 | アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、耳ダニ、異物、腫瘍 | 根本原因を探さないと再発しやすくなります。 |
| 素因 | 垂れ耳、狭い耳道、耳毛が多い、湿度、水遊び | 定期的な耳チェックや生活管理が再発予防につながります。 |
| 二次原因 | ブドウ球菌、緑膿菌、プロテウス菌、マラセチア | 耳垢細胞診に基づいて点耳薬を選びます。 |
| 持続因子 | 耳道狭窄、線維化、石灰化、中耳炎、バイオフィルム | 慢性化すると治療が長引き、専門処置や外科が必要になることがあります。 |
外耳炎でよくみられる症状
耳をかく・頭を振る・耳が臭い場合は注意が必要です
外耳炎の初期症状は、飼い主様が日常生活の中で気づきやすいものが多くあります。耳を後ろ足でかく、頭をブルブル振る、耳を床にこすりつける、耳の中が赤い、耳垢が増える、耳が臭いなどの変化があれば、外耳炎を疑います。
特に、耳を触ると怒る、鳴く、頭が傾く、ふらつく、耳から膿のような分泌物が出る場合は、強い痛み、中耳炎、深部感染が関わっている可能性があります。自宅で無理に耳掃除を続けると悪化することがあるため、早めの診察をおすすめします。
| 飼い主様が気づきやすいサイン | 病院で確認すること | 考えられる状態 |
| 耳をよくかく、頭を振る | 耳道の赤み、腫れ、耳垢の量 | 初期外耳炎、アレルギー、耳ダニ、異物など |
| 耳が臭い、茶色い耳垢が多い | マラセチア、細菌、炎症細胞 | マラセチア性外耳炎、細菌性外耳炎 |
| 黄色い膿、強い悪臭、痛み | 桿菌、潰瘍、鼓膜の状態 | 緑膿菌などによる難治性外耳炎の可能性 |
| 何度も再発する | 耳道狭窄、慢性変化、アレルギー評価 | 慢性・再発性外耳炎 |
| 頭が傾く、ふらつく、聞こえにくい | 中耳・内耳の評価 | 中耳炎や内耳炎の可能性 |
マラセチアによる外耳炎では、脂っぽい耳垢や独特のにおいが目立ちます
マラセチアは、犬や猫の皮膚や耳に存在する酵母の一種ですが、耳道内の環境が悪化すると増えすぎて炎症を悪化させます。マラセチア性外耳炎では、茶色い耳垢、脂っぽい汚れ、独特のにおい、強いかゆみがみられることがあります。
マラセチアが増えているかどうかは、見た目やにおいだけでは判断できません。耳垢を顕微鏡で確認する耳垢細胞診を行うことで、マラセチア、球菌、桿菌、炎症細胞の有無を確認し、治療薬を選択します。
外耳炎になりやすい犬種・猫の特徴
好発犬種では早めの耳チェックが大切です
外耳炎はどの犬種にも起こりますが、耳の形、耳道の狭さ、耳毛、皮膚アレルギーの体質、脂漏体質などにより、外耳炎を起こしやすい犬種があります。英国の大規模診療データでは、犬種や体格、耳の形などが外耳炎の発症リスクと関連することが示されています。
| 外耳炎に注意したい犬種・タイプ | 起こりやすい理由 | 飼い主様におすすめしたい管理 |
| トイ・プードル、ミニチュア・シュナウザー | 耳毛が多く、耳道内が蒸れやすいことがあります。 | トリミング時の耳チェックと、赤み・においが出たときの早期受診が大切です。 |
| コッカー・スパニエル、キャバリア | 垂れ耳で湿気がこもりやすく、慢性化しやすい傾向があります。 | 再発歴がある場合は、定期的な耳の診察が有効です。 |
| 柴犬、フレンチ・ブルドッグ、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア | アレルギー性皮膚疾患や皮膚炎と関連して外耳炎が出ることがあります。 | 耳だけでなく、足先、口周り、脇、内股のかゆみも一緒に観察します。 |
| ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー | 水遊びや湿気、アレルギー体質が関与することがあります。 | シャンプーや水遊び後に耳の異変がないか確認します。 |
| パグ、フレンチ・ブルドッグなど短頭種 | 耳道や皮膚の構造、皮膚炎の起こりやすさが関与します。 | 皮膚全体のかゆみ管理と耳の再発予防を組み合わせます。 |
猫でも外耳炎は起こりますが、犬とは原因の傾向が少し異なります。猫では耳ダニ、炎症性ポリープ、腫瘍、中耳炎、アレルギー、自己免疫性疾患などを慎重に見分ける必要があります。 特に片側だけの耳炎、出血、強い痛み、若い猫の慢性耳炎、高齢猫の耳道内のできものが疑われる場合は、詳しい検査が重要です。
外耳炎の原因と鑑別疾患
アレルギー性皮膚炎は外耳炎の重要な原因です
犬の外耳炎で特に重要なのが、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーです。耳だけに症状が出る場合もありますが、足先をなめる、顔をこする、脇や内股をかゆがる、肛門周囲を気にするなど、全身の皮膚症状が隠れていることもあります。
アレルギーが背景にある外耳炎では、点耳薬で耳だけ治療しても、季節の変わり目や湿度の高い時期に再発することがあります。そのため、耳の治療と並行して、食事、ノミ予防、スキンケア、かゆみ止め、アトピー性皮膚炎の長期管理を検討します。
片側だけの外耳炎や強い痛みでは、異物・腫瘍・中耳炎も考えます
外耳炎に見える症状でも、原因は一つとは限りません。片耳だけが急に痛い場合は植物片などの異物、慢性的に片側だけ悪い場合は耳道腫瘍やポリープ、中耳炎なども鑑別に入ります。
| 鑑別すべき病気・状態 | 特徴 | 主な検査 |
| アトピー性皮膚炎・食物アレルギー | 再発しやすく、皮膚のかゆみを伴うことがあります。 | 皮膚検査、除去食試験、治療反応の評価 |
| 耳ダニ | 若齢、猫、多頭飼育で多く、黒い耳垢が目立ちます。 | 耳垢検査、耳鏡検査 |
| 異物 | 片側性で急に強い痛みが出ることがあります。 | 耳鏡検査、必要に応じて鎮静下検査 |
| 細菌性外耳炎 | 膿、悪臭、痛みがあり、球菌や桿菌が確認されます。 | 耳垢細胞診、培養・薬剤感受性検査 |
| マラセチア性外耳炎 | 茶色く脂っぽい耳垢、独特のにおい、かゆみが目立ちます。 | 耳垢細胞診 |
| 中耳炎 | 治療しても再発し、痛みや神経症状を伴うことがあります。 | 耳鏡検査、動画耳鏡、画像検査 |
| 耳道腫瘍・炎症性ポリープ | 片側性、出血、耳道閉塞がみられることがあります。 | 耳鏡検査、画像検査、細胞診・病理検査 |
イース動物病院で行う外耳炎の検査
耳鏡検査と耳垢細胞診を重視します
外耳炎の診療で基本となるのは、耳鏡検査と耳垢細胞診です。耳鏡検査では、耳道の腫れ、赤み、潰瘍、異物、腫瘤、鼓膜が見えるかどうかを確認します。耳垢細胞診では、耳垢を顕微鏡で観察し、球菌、桿菌、マラセチア、炎症細胞を確認します。
耳垢細胞診は、初診時の治療薬選択だけでなく、再診時に治療効果を確認するうえでも重要です。見た目の耳垢が減っていても、顕微鏡で炎症細胞や微生物が残っていれば、治療を続けた方がよい場合があります。
再発例・難治例では培養検査や画像検査を検討します
桿菌が多い場合、膿性分泌物が強い場合、治療しても改善しにくい場合、何度も再発する場合は、細菌培養・薬剤感受性検査を検討します。ただし、培養結果だけで治療を決めるのではなく、耳垢細胞診、耳道の状態、症状の強さと合わせて判断することが大切です。
中耳炎、耳道の石灰化、腫瘍、重度の慢性変化が疑われる場合は、画像検査や動画耳鏡、鎮静または麻酔下での耳洗浄を検討します。
外耳炎の治療|点耳薬だけでなく再発予防まで考えます
基本は耳洗浄・炎症のコントロール・原因に合った点耳治療です
外耳炎の治療では、耳道内の汚れを取り除き、炎症と痛みを抑え、細胞診で確認された細菌やマラセチアに合わせて局所治療を行います。外用薬は耳道内で高い濃度に到達するため、多くの外耳炎では局所治療が中心になります。
| 治療 | 目的 | 注意点 |
| 耳洗浄 | 耳垢、膿、薬の妨げになる汚れを取り除きます。 | 鼓膜穿孔や強い痛みがある場合は、洗浄方法を慎重に選びます。 |
| 点耳薬 | 炎症、細菌、マラセチアを治療します。 | 自己判断で中止すると再発しやすくなります。 |
| 抗炎症治療 | 腫れ、痛み、かゆみを抑え、薬が届きやすくします。 | 症状に応じて期間や種類を調整します。 |
| アレルギー管理 | 再発の背景にある体質を管理します。 | 耳だけでなく皮膚全体を見て治療します。 |
| 培養に基づく治療 | 耐性菌や緑膿菌などを想定して薬を選びます。 | 難治例・慢性例で検討します。 |
緑膿菌や耐性菌が関わる外耳炎は慎重な治療が必要です
緑膿菌性外耳炎では、強い痛み、潰瘍、膿性分泌物、悪臭を伴うことが多く、治療が長引くことがあります。緑膿菌は犬の正常な耳の常在菌ではないため、細胞診で桿菌が確認された場合は、感染として慎重に扱います。
近年は、犬の外耳炎病原菌における抗菌薬耐性も問題になっています。2025年の報告でも、犬外耳炎の細菌と薬剤耐性パターンに関する検討が行われており、必要な場面で適切に培養検査を用いること、不必要な抗菌薬使用を避けることが重要です。
外耳炎の予後|早期治療なら良好、慢性化すると長期管理が必要です
初期の外耳炎は改善しやすい一方、再発例では原因管理が重要です
外耳炎の予後は、発見の早さ、原因の種類、耳道の慢性変化、中耳炎の有無、緑膿菌や耐性菌の有無、アレルギーなどの基礎疾患を管理できるかによって変わります。初回の急性外耳炎で、耳道の変形が少ない段階で治療できれば、多くの場合は良好な経過が期待できます。
一方で、何度も再発している外耳炎、耳道が狭く硬くなっている外耳炎、強い痛みや膿を伴う外耳炎では、治療期間が長くなります。耳道の腫れ、線維化、石灰化が進むと、点耳薬が奥まで届きにくくなり、内科治療だけでは十分に改善しないことがあります。
| 状況 | 予後の見通し | 飼い主様に知っていただきたいこと |
| 初回の急性外耳炎 | 良好 | 指示通り点耳し、再診で耳垢細胞診を確認することで再発を減らせます。 |
| アレルギー性外耳炎 | 良好〜要長期管理 | 耳の症状が落ち着いても、体質として再発しやすいため皮膚全体の管理が必要です。 |
| 慢性・再発性外耳炎 | やや慎重 | 耳道の肥厚や狭窄が進む前に、再発予防へ移行することが大切です。 |
| 緑膿菌・耐性菌の外耳炎 | 慎重 | 培養検査、耳洗浄、炎症コントロールを組み合わせて治療します。 |
| 中耳炎を伴う外耳炎 | 慎重 | 鼓膜が正常に見えても中耳炎を完全に否定できないことがあります。 |
| 末期耳疾患 | 内科予後は不良 | 痛みと感染が続く場合は外科治療を検討することがあります。 |
再診は「治ったかどうか」を確認する大切な診察です
外耳炎では、症状が軽くなった段階で点耳をやめてしまうと、炎症が残ったまま再発することがあります。特に、耳が臭くなくなった、耳垢が減った、かゆみが少し落ち着いたという段階では、まだ耳道内の炎症や微生物が残っていることがあります。
そのため、イース動物病院では、初診時に耳の状態を確認し、必要に応じて7〜14日後の再診で耳垢細胞診を行い、治療効果を確認する方針をおすすめします。再発しやすい犬では、症状がない時期にも定期的に耳を確認し、悪化する前に対応することが、長期的な快適さにつながります。
自宅での耳掃除で気をつけたいこと
綿棒を奥まで入れる耳掃除は避けましょう
自宅での耳掃除は、外耳炎の予防や再発管理に役立つことがあります。しかし、耳を強くこする、綿棒を奥まで入れる、痛がる耳に刺激の強い洗浄液を使う、といった方法は、炎症や鼓膜損傷のリスクになります。耳を触ると嫌がる、強いにおいがする、膿が出る、頭が傾く、ふらつく場合は、自宅ケアを続けるよりも診察を優先してください。
点耳薬は指示された期間を守ることが大切です
点耳薬は、耳垢が減ったように見えても、指示された期間を守って使用してください。途中で中止すると、炎症が残って再発しやすくなったり、耐性菌が選択されやすくなったりする可能性があります。点耳が難しい、耳を触らせない、薬を入れると痛がる場合は、薬の変更や院内処置、痛みを抑える治療が必要なことがあります。
イース動物病院での外耳炎診療の方針
その場しのぎではなく、原因と再発予防まで考えます
イース動物病院では、外耳炎の診療で、耳鏡検査と耳垢細胞診を基本に、耳道の痛み、腫れ、分泌物、鼓膜の状態、細菌やマラセチアの有無を確認します。そのうえで、耳洗浄、点耳薬、抗炎症治療、アレルギー管理、必要に応じた培養検査や画像検査を組み合わせます。
外耳炎は、早期に治療すれば良好に改善することが多い一方で、再発を繰り返すと耳道が変形し、治療が難しくなることがあります。耳が臭い、耳垢が増えた、耳をかゆがる、頭を振るといった変化がある場合は、早めにご相談ください。
受診をおすすめする症状
次のような症状がある場合は、外耳炎が進行している可能性があります。特に痛みや神経症状がある場合は、自宅で様子を見るよりも早めの診察が安全です。
| 受診をおすすめするサイン | 理由 |
| 耳を何度もかく、頭を振る | 外耳炎の初期症状としてよくみられます。 |
| 耳が臭い、耳垢が急に増えた | 細菌やマラセチアの増殖が関わることがあります。 |
| 耳を触ると怒る、痛がる | 強い炎症、潰瘍、中耳炎の可能性があります。 |
| 黄色い膿、血、強い悪臭がある | 難治性外耳炎や深部感染の可能性があります。 |
| 何度も再発する | アレルギー、耳道構造、慢性変化の評価が必要です。 |
| 頭が傾く、ふらつく、眼が揺れる | 中耳・内耳の病気が疑われるため、早急な診察が必要です。 |
まとめ|外耳炎は早期診断と再発予防が大切です
犬や猫の外耳炎は、耳のにおい、かゆみ、耳垢、痛みから気づくことが多い病気です。軽い外耳炎であれば、耳鏡検査と耳垢細胞診に基づいた治療で良好に改善することが多いですが、再発を繰り返す場合は、アレルギー、耳の構造、マラセチアや細菌、中耳炎、慢性変化まで含めて評価する必要があります。
耳の症状は、見た目だけでは原因を判断できません。イース動物病院では、耳の中を確認し、耳垢細胞診で原因を見極めたうえで、症状に合った治療と再発予防をご提案します。愛犬・愛猫の耳のにおい、かゆみ、耳垢が気になる場合は、早めにご相談ください。
参考文献
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