見逃せない!犬猫の歯トラブルと簡単予防策🦷✨
こんにちは!大田区大森西にあるイース動物病院です!
皆さんは、わんちゃん・ねこちゃんのお口の健康、気にしたことはありますか?
実は「3歳以上の犬猫の8割が歯周病を抱えている」と言われています。
でも、歯科診断を受ければお口の中の健康状態を早めに知ることができて、予防や治療につなげることができます!
犬猫の歯の健康がもたらす大切な効果💉
- 寿命と健康寿命の延長
年に1回の歯石除去で、死亡リスクが約18%低下するという報告があります。全身麻酔下でのスケーリングが効果的なことは、多くの獣医師も推奨しています。 - 認知機能への刺激
よく噛むことで脳への刺激が増し、認知症予防にもつながります。 - 栄養吸収と全身の健康維持
口内の痛みや歯の問題による食欲低下は、栄養不足→免疫・筋力低下→全身の機能低下を引き起こします。 - 消化サポート
しっかり噛むことによって唾液が分泌され、それに含まれる酵素が食べ物の消化を助けます。 - 内臓へのリスク軽減
歯周病の原因となる菌は心臓・腎臓・肝臓などに悪影響を与える可能性があります。
特につらい歯の病気とその症状🩹
- 歯周病(歯肉炎・歯周炎)
3歳以上の犬・猫の約80%以上が罹患社。症状が進めば歯槽骨や歯根膜が破壊され、膿瘍や顎骨の骨折など重大リスクに。 - 歯の破折・欠け
硬いおやつやおもちゃが原因で、歯髄まで細菌が入り込み激しい痛みや化膿を引き起こすことも。 - 猫特有の病気
- 吸収病巣:歯が内部から溶けて進行する病気。気づきにくく、早期治療が鍵。
- 歯肉口内炎:慢性炎症が続き、食欲低下・体重減少の原因に。
- その他の口腔トラブル
腫瘍や嚢胞による顎骨破壊や悪性腫瘍の転移リスクも存在します。同時に早期発見が重要です。
毎日の予防とケアのポイント🌟
1. 毎日の歯磨きが基本
- 犬:3〜5日、猫:1週間ほどで歯垢が歯石に変化。
- 毎日が理想ですが、週数回以上の継続が重要。
2. ケア用品を賢く使う
- VOHC認定のデンタルフード・ガム・水添加剤などはプラーク減少に有効。
- ただし強度が過剰な硬いおやつは歯折の危険あり。
3. 歯磨きへの慣れ方と方法
- まずは口元に触れることからスタートし、ご褒美や褒め言葉で「いいこと」と学ばせましょう。
- 毛先が少ししなる程度の軽い力、45°の角度で歯と歯茎の境目に沿って磨くのがポイント。
4. 定期的な専門ケア
- 全身麻酔下でのスケーリングと研磨(ポリッシング)を年1回以上推奨。
- 無麻酔による歯石除去は不十分で、痛みや将来的なケア嫌悪などのリスクあり。
5. 早期発見が大切
- 口臭・よだれ・片側で食べる・歯のぐらつき・歯茎の腫れなど気になる症状があれば早めに受診を。
6. 保険で予防・治療をサポート
- ペット保険には、歯のクリーニングや病気の治療が対象のものもあります。一部補償で負担軽減に。
大切な家族のために🐶🐱
お口が健康だと、ご飯もおやつも美味しく食べることができて、毎日がもっと楽しくなります!
「元気に長生きしてほしい」そんな飼い主さんの思いをサポートするため、イース動物病院では隔週水曜日に歯科専門外来を行っています✨
気になる事がございましたら、お気軽にお問い合わせください📞