犬・猫が骨折しやすいタイミング5選
こんにちは大田区大森イース動物病院です。
愛犬や愛猫を安全に育てるためには、骨折のリスクが高い状況を理解し、予防策を取ることが大切です。この記事では、犬や猫が特に骨折しやすい5つのタイミングについてご紹介します。飼い主さんができる対策も併せて説明していますので、ぜひご参考にしてください。
1. 高所からの落下
猫は登る本能が強く、窓やベランダからの転落事故、いわゆる「高層ビル症候群」がしばしば発生します。猫だけでなく、小型犬や高齢犬も、家具や階段からの落下で骨折することがあります。特に足腰が弱っているペットには、低い場所からのジャンプも危険です。
予防策
- 窓やベランダにはペット用のフェンスや網を設置しましょう。
- 高い家具や棚の配置を工夫し、ペットが簡単に登れないようにしましょう。
2. 交通事故
交通事故は犬や猫にとって大きな骨折原因の一つです。散歩中の事故や、逃げ出してしまった際に車に接触することもあります。特に夜間や視界の悪い時は事故のリスクが高まります。
予防策
- 犬の散歩時には必ずリードを使用し、キャリーケースでの移動も安全対策の一環です。
- 屋外で猫を自由にさせるのではなく、リードをつけての散歩や、室内での遊びを推奨します。
3. 他の動物とのケンカ
外に出る猫やドッグランに行く犬は、他の動物と争うリスクがあります。ケンカによって骨折や他の怪我を負うことがあるため、慎重に見守る必要があります。
予防策
- 猫の場合は完全室内飼いを推奨します。
- ドッグランに連れて行く際は、犬の様子をよく観察し、相性の悪い犬とは距離を保つようにしましょう。
4. 階段や滑りやすい床での転倒
特に高齢犬や関節に問題がある犬は、階段や滑りやすいフローリングで転倒しやすく、骨折のリスクが高まります。日常の生活環境を整えることが大切です。
予防策
- 滑り止めマットを床に敷くことで、足元の安定感を保つことができます。
- 階段の上り下りが難しい場合、専用のペット用階段やスロープを活用しましょう。
5. 飼い主さんが誤って踏んでしまう事故
小型犬や子猫は、飼い主さんの足元にいることが多いため、うっかり踏んでしまうことで骨折することがあります。特に子猫や小型犬は骨が細いため、注意が必要です。
予防策
- 家の中を移動するときは、足元を意識し、ペットの位置を確認しましょう。
- 特に暗い時間帯は、ペットの居場所に注意を払うように心がけてください。
まとめ
犬や猫が骨折しやすいタイミングについて理解し、日常生活の中で注意を払うことで、事故を未然に防ぐことができます。ペットが快適で安全な生活を送れるよう、飼い主さんとしてできる限りの工夫をしてみてください。