犬の留守番トレーニングをはじめよう!

こんにちは!大田区大森のイース動物病院です。

「うちの子、留守番が苦手みたい…」
「帰ってくると部屋がぐちゃぐちゃ」「吠えっぱなしでご近所に申し訳ない」

そんなお悩み、ありませんか?
実は犬にとって「飼い主と離れて過ごすこと」は、簡単なことではありません。特に子犬や甘えん坊の犬は、飼い主の姿が見えないだけで不安やストレスを感じてしまうものです。

ですが、「留守番は怖くない」「ひとりでも大丈夫」と教えてあげることで、落ち着いて過ごせるようになります。今回は、犬の留守番練習のステップとコツを解説します。


なぜ留守番の練習が必要なの?

犬は群れで生きてきた動物。誰かと一緒にいることが当たり前の本能を持っています。だからこそ、突然ひとりきりにされると不安になるのは当然のこと。

最初から「何時間も完璧にお留守番」はできません。
焦らず、少しずつ、「ひとりで待てる力」を育てることが大切です。


留守番練習は、こんなときに始めよう!

  • まだ長時間の留守番を経験していない犬
  • 飼い主が在宅ワークなどでずっと一緒に過ごしている犬
  • 最近分離不安ぎみの様子が見られる犬

「うちの子、もう成犬だから無理かも…」と思っている方もご安心ください。何歳からでも練習は可能です!


ステップで覚える!留守番練習のやり方

ステップ1:まずは「飼い主が見えなくなる」ことに慣れる

犬の目の前からほんの数秒、サッと姿を消す練習からスタートします。

やり方

  • 「ハウス」やケージで落ち着いているタイミングを見て、静かに別の部屋へ行く
  • 10〜20秒ほどして戻ってくる
  • 何も言わず自然に戻り、犬が静かにしていれば優しくほめる

これを繰り返して、「飼い主がいなくなってもちゃんと戻ってくる」と学ばせましょう。


ステップ2:「短い外出」で本格トレーニング

慣れてきたら、家の外に出る練習を始めましょう。

やり方

  • 玄関から出て30秒〜1分程度で戻る
  • 少しずつ時間を延ばす(5分→10分→20分…)
  • 出かけるとき・戻ったときに過剰に声をかけないのがポイント!

帰宅時に大げさに喜ぶと、「外出=特別なこと」と思わせてしまうため、あくまで「自然体」での対応を心がけましょう。


留守番練習の成功ポイント

焦らず、短時間からスタート
→ 最初は「1分から」が基本!徐々に延ばしていきましょう。

「行ってきます」「ただいま」はシンプルに
→ 大げさな別れや再会は不安をあおる原因に。

静かに過ごせたらごほうびを!
→ お利口に待てたら、ちょっとしたおやつや遊びタイムをプレゼント。

吠えていてもすぐ戻らない
→ 吠えれば飼い主が帰ってくる、と思わせないように注意。


あると便利なアイテムたち

  • ペットカメラ:様子を見られて安心。声かけできるタイプも便利
  • コング・知育トイ:退屈しのぎ&不安の軽減に
  • ハウスカバー:ケージに布をかけて、視界を遮ることで落ち着きやすくなる

留守番トレーニングは「信頼関係づくり」

「またちゃんと帰ってきてくれる」
「ひとりでも平気だった」
その積み重ねが、犬にとっての自信となり、信頼関係をより深めてくれます。

無理に慣れさせようとせず、愛犬のペースを大切にして、少しずつ「できた!」を積み上げていきましょう。


まとめ

留守番トレーニングは、犬の自立心を育て、将来の不安を減らす大切なステップです。
特に、共働き家庭やひとり暮らしの飼い主さんにとっては、お互いに安心して過ごすための必須スキルとも言えます。
ぜひ、あなたの愛犬との信頼関係を深める時間として、留守番練習を取り入れてみてくださいね。

半日以上の留守番の場合は、無理をさせずにお世話を任せられる人や、ペットホテルなどを利用しましょう。

当院でも1日のみのお預かりから長期ホテルも行っていますので、大田区、蒲田、大森でお困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。


当院では定期的にパピーパーティーを行なっています。子犬同士の交流会やしつけ、日ごろのケアなど幅広く一緒に暮らすうえで必要なことを学びます。

パピーパーティーの詳しい内容はこちらから。