新しく学習して上書きされている!?今までできているしつけを維持しよう 〜第一弾〜

こんにちは!大田区大森のイース動物病院です。

みなさんは「この前まではちゃんとおすわりできてたのに!変なおすわりの仕方になっちゃった」「おいでって言う前に動くようになっちゃった」など今までできていたことができなくなった経験はありますか?

今までのしつけで学習し正しくできていたことでも、日々のコミュニケーションなどでやっていくうちに新しく学習して上書きされていきます。そのため、日々のコミュニケーションで行っているしつけでもおやつをあげるタイミングなどに気をつける必要があります。

今までできているしつけを維持するコツを、何回かに分けてお話ししようと思います。今回はその第一弾です!

・アイコンタクトを意識する

しつけをしている時よりアイコンタクトが適当になっていませんか?日々のコミュニケーションとして行うタイミングに、ご飯前が多くあげられると思います。しかしアイコンタクトを意識してやらないと、目の前のご飯に夢中でアイコンタクトをしなくなったり、それが原因で指示が上手く伝わらなくなったりします。

アイコンタクトは犬と飼い主さんの関係性を強める役割や、事故やアクシデントから遠ざける効果があります。

日常的にもアイコンタクトを意識して犬と接しましょう。

・指示するタイミング

普段のしつけでも、アイコンタクトができている状態で指示の言葉を言っていますか?アイコンタクトで犬に自分を注目させることで指示を伝えやすくしましょう。

「待て」の解除言葉を言う前に動いてしまうことなどはありませんか?犬が行動する直前に指示の言葉を言うようにしましょう。もし上手くいかなかった場合は、少し移動することでリセットしてから再度やり直してみましょう。

・おやつをあげるタイミング

飼い主さんの中で、成功と失敗の基準が曖昧になっていませんか?ちょっと違うけど可愛いから褒めたり、失敗してるけど頑張ったからおやつをあげることが頻繁になっていませんか?

これを頻繁に繰り返していると犬も「このくらいでいいんだ」と再度学習してしまいます。

しつけの練習でやっていたときの成功と失敗の基準を意識して、上手くいかなかったときは褒めたりおやつをあげないようにしましょう。少し移動してリセットしてからやり直し、成功したら褒めておやつをあげましょう。

まとめ

今回お話しした、アイコンタクトを意識する、指示するタイミング、おやつをあげるタイミングは、しつけの練習の時点で気をつけていることですね。

一度できるようになったとしても、犬は学習を繰り返していきます。しつけの練習で意識していたことを忘れずに、日々のコミュニケーションで行うしつけをしていきましょう!