愛犬の皮膚がかさかさ!?冬に気をつけたい犬の皮膚病とシャンプーのコツ
こんにちは!大田区大森のイース動物病院です!
冬は寒さと乾燥が厳しく、犬の皮膚にも大きな影響を与えます。この季節は皮膚の水分が失われやすく、かゆみや炎症などのトラブルが起こりやすい時期です。
今回は、冬に特に気をつけたい犬の皮膚病と、寒い季節に適したシャンプーの方法をご紹介します
【冬に増える犬の皮膚トラブル】
冬の乾燥や寒さにより、以下のような皮膚トラブルが増える傾向にあります
乾燥による皮膚炎
冬の空気の乾燥で皮膚がかさつき、フケやかゆみが増えます。
アトピー性皮膚炎の悪化
もともとアレルギー体質の犬は、冬の乾燥が原因で症状が悪化することがあります。
真菌感染症(マラセチア皮膚炎)
暖房の使用による室内の湿気と皮膚の乾燥が組み合わさり、真菌が増殖しやすくなります。
静電気による刺激
冬は静電気が起きやすく、犬の毛や皮膚が刺激を受けやすくなります。これがかゆみの原因になることも。
【冬に適したシャンプーの選び方】
冬のシャンプーは、皮膚の乾燥を防ぐことがポイントです。以下のようなシャンプーを選びましょう
- 保湿効果が高いシャンプー
- 低刺激タイプのシャンプー
敏感になった皮膚に負担をかけないよう、無香料・無着色のものを選びましょう。 - 薬用シャンプー
皮膚トラブルがすでにある場合、動物病院で処方された薬用シャンプーを使用してください。
【冬のシャンプーの正しい方法】
冬は体温の低下を防ぎながらシャンプーを行う必要があります。以下のステップを参考にしてください
室温を温める
暖房で部屋を暖めておき、犬が寒くならないようにします。
ぬるま湯を使用
水温は37〜38℃に調整します。熱すぎるお湯は皮膚を乾燥させる原因になります。
短時間で済ませる
犬が冷えないように、洗う時間を手短にします。
全身を濡らして泡立てる
シャンプーをよく泡立ててから優しく洗います。乾燥がひどい部分には保湿成分を重点的に使います。
しっかりすすぐ
シャンプーが残らないように念入りにすすぎましょう。
速やかに乾かす
タオルで水気をよく取った後、ドライヤーを低温で使ってしっかり乾かします。湿気が残ると逆にトラブルを招くことがあります。
【冬ならではの皮膚ケアのポイント】
加湿器の使用
室内の乾燥を防ぐために加湿器を使いましょう。湿度40〜60%を保つと皮膚にも優しい環境が整います。
保湿剤の活用
シャンプー後や日常ケアに犬用の保湿スプレーやローションを使用するのも効果的です。
栄養バランスの見直し
皮膚の健康には、オメガ3脂肪酸を含むドッグフードやサプリメントが役立ちます。
冬の皮膚トラブルは早めのケアが大切
冬の皮膚トラブルは放置すると症状が悪化することがあります。日常のケアで防げない場合や、かゆみや炎症が続く場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。
寒い冬でも、適切なシャンプーとケアで愛犬の皮膚を守り、快適な季節を過ごせるようにしましょう!
なにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!