子犬の留守番トレーニング!安心して待てる子に育てるコツ

こんにちは!イース動物病院です。

子犬を迎えたばかりのご家庭で、必ずといっていいほど直面するのが「留守番」の問題。
飼い主さんが家にいない時間に、子犬が不安で吠え続けたり、いたずらをしたり、トイレを失敗したり…。

「まだ小さいのに、留守番なんて大丈夫なのかな?」
「ひとりで過ごすと分離不安にならない?」

そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
でも、子犬のうちから少しずつ練習しておくことで、落ち着いて留守番できる大人の犬に育てることができるんです。

ここでは、子犬の留守番トレーニングの基本ステップと注意点を解説します。


子犬はいつから留守番できるの?

基本的に、生後2〜3か月の子犬はまだ不安定で、長い留守番はおすすめできません。
ただし、短時間(数分〜10分程度)からの練習は早いうちから始めてOKです。

子犬は順応力が高いので、早い段階で「ひとりでも平気だよ」と学ばせてあげることが、将来の分離不安予防にもつながります。


子犬の留守番トレーニング

ステップ1:ケージやサークルに慣れる

まずは「安心して休める場所」を作りましょう。
ケージやサークルを「閉じ込める場所」ではなく、楽しい場所・落ち着ける場所にしてあげましょう。

やり方

  • ケージの中でごはんを与える
  • おやつやお気に入りのおもちゃを中に置く
  • 自分から入れたらほめる

子犬が「ここにいると安心できる」と思えるようにすることが大切です。


ステップ2:姿を消す練習

次は、飼い主の姿が見えなくなることに慣れさせます。

やり方

  1. ケージに子犬を入れる
  2. 数秒だけ部屋から出る(5〜10秒でOK)
  3. 静かに戻る → 落ち着いていたらほめる

最初はほんの数秒で大丈夫です。徐々に時間を延ばしていきます。


ステップ3:短い外出で実践

姿が見えなくても落ち着けるようになったら、実際に外出してみましょう。

やり方

  • 玄関から出て、すぐ戻る(30秒〜1分)
  • 慣れたら数分〜10分に延長
  • 出かけるとき、帰ってきたときは大げさに声をかけない

※「行ってきます!」「ただいま〜!」と騒ぐと、逆に犬の不安をあおってしまいます。あくまで自然体で接しましょう。


ステップ4:少しずつ時間を延ばす

子犬は成犬に比べて体力も落ち着きもありません。
最初は5〜15分を目安に練習し、1〜2時間までを目標にしましょう。

トイレも近いので、長時間の留守番はまだ無理です。どうしても数時間以上家を空ける場合は、ペットシッターや家族の協力を頼むのがおすすめです。


子犬の留守番を成功させるコツ

遊びや散歩でエネルギーを発散させてから
→ 疲れていれば自然と眠ってくれます。

退屈しない工夫をする
→ コングにフードを詰めたり、安全なおもちゃを与えると時間がつぶせます。

静かにできたらごほうび
→ 吠えずに待てたら、帰宅後に褒めてあげましょう。

失敗しても叱らない
→ 吠えたりトイレを失敗しても叱らず、環境を整え直すことが大切です。


子犬の留守番で気をつけたいこと

  • トイレの管理
    まだ完璧に覚えていない時期なので、サークル内にトイレスペースを作ってあげましょう。
  • 安全対策
    コードや小物をかじらないよう、サークル外では自由にさせないのが安心です。
  • 留守番時間は短めに
    子犬はまだ長時間の我慢ができません。2〜3時間以上は負担が大きいので要注意です。

まとめ

子犬の留守番トレーニングは、
✅ 安心できる場所を作る
✅ 短時間から練習する
✅ 焦らず少しずつ時間を延ばす

この3つがポイントです。

早いうちから「ひとりでも大丈夫」という経験を重ねることで、将来の分離不安や問題行動を防ぎ、飼い主さんも安心して外出できるようになります。

大切なのは「焦らず少しずつ」。
子犬のペースを尊重しながら、楽しくトレーニングを進めてあげましょう。

大田区、蒲田、大森でお困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。


当院では定期的にパピーパーティーを行なっています。子犬同士の交流会やしつけ、日ごろのケアなど幅広く一緒に暮らすうえで必要なことを学びます。

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