チワワもプードルも要注意!小型犬の歯を守るには?🦷✨

こんにちは!大田区大森西にありますイース動物病院です!

「うちの子、最近お口がくさいかも…?」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実は、小型犬は体が小さいぶん、歯のトラブルが起こりやすい傾向があります。
でも毎日ちょっと気をつけてあげるだけで、わんちゃんのお口の健康を守ることができるんです。

今回は、小型犬に多い歯の病気と、それが全身の健康にどう影響するのか、そしておうちでできるケアの方法を、わかりやすくまとめました。

大切な家族であるわんちゃんの、元気な笑顔のために。
今日から少しずつ始めてみませんか?


小型犬はお口のトラブルが多い?

実は、小型犬は中型犬や大型犬に比べて歯の病気になりやすいって言われているんです。

理由としては以下のような点が挙げられます。

  • 歯と歯の間が狭く、歯垢が溜まりやすい
  • 顎が小さいため、歯が密集して生えている
  • 乳歯遺残(乳歯が抜けずに残ってしまう)が多い
  • ドライフード中心で咀嚼が少ない傾向

そのため、放置してしまうと重度の歯周病へと進行してしまうリスクがあります。


小型犬によく見られる歯のトラブル

● 歯周病(ししゅうびょう)

一番よくあるお口のトラブル。歯ぐきが赤くなったり、出血したり…
進行すると歯が抜けたり、あごの骨が溶けてしまうこともあります。

● 歯石・歯垢(しせき・しこう)

ごはんやおやつのあと、歯に残った汚れが固まってできるもの。
これがたまると、お口のニオイが強くなることも。

● 乳歯遺残(にゅうしいざん)

本来抜けるはずの乳歯が残ったまま、永久歯と一緒に生えてしまうこと。
歯並びが悪くなって、汚れがたまりやすくなります


実は怖い? 歯の病気が関係する全身の病気

「歯のトラブルって、お口だけの問題じゃないの?」
と思ってしまいがちですが、実は体の病気と関係していることもあるんです。

例えば…

💔 心臓の病気(心内膜炎など)

お口の中のばい菌が血液に乗って心臓に届き、炎症を起こしてしまうことがあります。

🩺 腎臓の病気(腎炎など)

細菌が腎臓に届いてしまい、腎機能が悪くなることも。

🍀 肝臓の病気

肝臓にもばい菌が届くと、全身の調子が悪くなる原因になります。

つまり、お口の健康=全身の健康にとってとても大切なんです。


おうちでできる!簡単な予防方法

毎日のちょっとした習慣で、歯のトラブルはグッと減らせます♪

🪥 1. 歯みがきにチャレンジ!

理想は毎日1回の歯みがき
いきなり全部磨かなくても、最初は前歯をちょこっとだけでもOK!
犬用の歯ブラシや、ガーゼ、歯みがきシートなど、自分の子に合ったものを選んでみてください。

🍖 2. デンタルガムやおもちゃを使おう

噛むことで汚れを落とすお手伝いをしてくれます。
ただし、硬すぎるものは歯が折れることもあるので注意しましょう。

🦴 3. 食事も見直してみて

ウェットフードだけだと、どうしても歯に残りやすくなります。
ドライフードを取り入れたり、デンタルケアフードを使ってみるのもおすすめです。

🏥 4. 定期的に病院でチェック!

年に1回くらいは、獣医さんにお口のチェックをしてもらいましょう。
必要があれば、**歯石取り(スケーリング)**も検討してみてくださいね。


最後に:お口の健康は、元気のもと!

小型犬は特に、歯のトラブルが起こりやすいですが、
毎日のケアと、ちょっとした気づかいで、大きなトラブルは防げます。

「うちの子、最近ちょっとお口がくさいかも?」
「歯ブラシ、まだ試したことないな…」
そんな方は、今日から少しずつ始めてみましょう♪

わんちゃんの健康でハッピーな毎日のために、お口のケアも、ぜひ習慣にしていきましょう🐶✨

イース動物病院では歯科専門外来も行っています。気になることがあればお気軽にお問い合わせください!