猫で股関節脱臼って存在するの??

こんにちは!イース動物病院です。

本日は猫ちゃんでも実はおこってしまうかもしれない…股関節脱臼についてお話させて頂きます。股関節脱臼は猫ちゃんでも存在します。気が付いた時には、ジャンプしない。足を使って歩いていない。などそんな症状があります。

猫の股関節脱臼は、猫の健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある状態です。本日のブログでは、股関節脱臼の症状から治療法までについて詳しくお話させて頂きます。

【症状】

猫の股関節脱臼の主な症状には以下のようなものがあります:

歩行困難

脱臼が起こると、猫は通常の歩行が難しくなります。足を使わない、片足で歩くようなびっこをひいて歩いている行動が見られることがあります。

疼痛

猫は脱臼部位に痛みを感じるため、触れると嫌がったり、鳴いたり、怒ってしまうことがあります。

不自然な動き

脱臼が発生すると、猫の動きが不自然になることがあります。足を使わずに歩いています。特に股関節を伸ばす動作やジャンプする動作が難しくなります。

【原因】

猫の股関節脱臼の原因は、さまざまですが、外傷や事故が最も一般的です。車との衝突や高所からの落下などの外部の力が関与することが多いです。

【診断】

獣医師は、猫の症状を観察し、レントゲン検査などで診断を行うことで股関節脱臼を確認します。正確な診断が行われることで、適切な治療法が選択されます。

【治療法】

猫の股関節脱臼の治療法は、一般的な治療法には以下のようなものがあります:

手術

    基本的に外科手術が第一選択になります。脱臼してしまった足の骨の頭を切り落とす手術になります。手術後はリハビリテーションが必要となります。

    リハビリテーション

    手術後は、リハビリテーションが最も重要です。リハビリテーションには、筋力トレーニングや物理療法などが含まれます。よく足を使い普段の生活を過ごしてもらうことが大切になります。獣医師の指導のもと、適切な方法でリハビリを行うことが股関節脱臼の回復に不可欠です。

    入院管理に関してはこちらの記事をご覧ください。

    【予防】

    猫の股関節脱臼を予防するためには、安全な環境を提供し、事故や外傷を防ぐことが重要です。また、適切な栄養管理や運動を行うことも予防に役立ちます。

    猫の股関節脱臼は、早期の診断と適切な治療が重要です。獣医師の指導のもとで、猫の健康と幸せな生活を守るために適切な日常を過ごしていきましょう。

    実は猫でも起きてしまう疾患でもし起きてしまった場合とても猫にとっては不自由な生活となってしまいます。

    当院では毎週月曜日に整形専門を行っています。最近急に足を使わず力がはいっていない。片足だけで歩いている。足を触ろうとすると怒ってしまう。などありましたらご相談ください。