見逃さないで!愛犬・愛猫の皮膚病サインと対処法

こんにちは!大田区大森西にあるイース動物病院です!

愛犬🐶・愛猫🐱の皮膚トラブル、実はとっても多いってご存知でしたか?

実際、獣医さんの元には毎日のように、かゆみや赤み、脱毛などの相談が寄せられています。特に環境アレルギー(花粉やハウスダスト)やノミ・ダニによるアレルギーが原因のことが多く、ペットたちは無意識に「かゆい!」「舐めたい!」と癖が出ちゃうんです💦

簡単にチェックできるサインや、原因ごとの特徴をわかりやすくまとめました。これさえ読めば、愛犬・愛猫の"皮膚病サイン"がすぐ分かるようになりますよ😊

🐶 犬の皮膚病と併発しやすい症状

  1. 膿皮症(のうひしょう)
    • 黄色ブドウ球菌による感染症。赤い発疹、ニキビのような膿疱、脱毛、かゆみが出やすい📌
    • 特に脇や股間、指の間に発症しやすく、外耳炎を伴うことも
  2. アトピー性皮膚炎
    • 花粉・ハウスダスト・ダニなどのアレルギー反応により、顔・足先・内股などが赤くなり、かゆみ・脱毛・色素沈着が特徴🌀
  3. 脂漏症・マラセチア性皮膚炎
    • 皮脂の過剰分泌でベタつき・フケ・強いにおいが発生し、外耳炎も併発しやすい。高温多湿で悪化しやすい🛁
  4. 皮膚糸状菌症(リングワーム)
    • 円形の脱毛やフケ、痒みが見られ、人にも感染することあり🦠
  5. 毛包虫症(ニキビダニ)
    • ブツブツ発疹や脱毛、赤みが出やすく、かゆみがない場合も

🐱 猫の皮膚病と併発しやすい症状

  1. アトピー性皮膚症候群
    • ハウスダストや花粉などへの過剰反応。赤み・かゆみ・頻繁に舐めたり掻いたりする仕草が出やすい
  2. 食物アレルギー
    • 嘔吐や下痢を伴うこともあるが、主に赤み・かゆみ・過剰舐めが現れる。血液検査は判断しづらく、除去食で診断することが多い。
  3. 膿皮症(細菌性皮膚炎)
    • 黄色い膿疱、赤み、かゆみ、頻繁に舐める・掻くなどの症状。他の皮膚病と複合することがある
  4. 皮膚糸状菌症
    • 円形脱毛、かゆみ、感染が人にも広がるリスクあり。

🔍 よく見られる共通症状と部位

病気タイプ主な症状よく現れる部位
アレルギー性強いかゆみ、赤み、脱毛、皮膚肥厚顔・足先・脇・内股・耳
細菌性・膿皮症丘疹・膿疱・かさぶた・黄色フケ指間・脇・腹部・多部位
真菌性(マラセチア・糸状菌)フケ・べたつき(マラセチア)、円形脱毛(糸状菌)耳・脇・指間・顔・四肢
寄生虫性(疥癬・ニキビダニ)激しいかゆみ・発疹・脱毛肘、耳縁、顔・前足

🔒 予防策!毎日できるケアまとめ


1. 🛁 環境を清潔に保つ
  • 室温20–25℃、湿度50–60%が目安。高湿で真菌、低湿で乾燥悪化
  • 寝具・おもちゃは定期洗濯し、ほこり・カビ対策を。
2. ✂️ ブラッシング&シャンプー
  • 犬:短毛は週3–4回、長毛は毎日。猫も毛玉予防と皮膚チェックに定期ブラッシングを
  • 低刺激・保湿成分入りの薬用シャンプーを獣医師と相談して選択。
3. 🐜 寄生虫対策(ノミ・ダニ)
  • 猫・犬ともに予防薬を季節問わず定期的に使用。寄生虫由来の皮膚病やアレルギーを防ぐため
4. 🍽 食事・アレルギー管理
  • アレルギー体質には除去食やアレルゲンフリー食に切り替え。改善見られれば継続。
  • 良質フードが皮膚バリアを支える。
5. 🩺 健康診断・獣医のケア
  • 年1–2回の定期検診+皮膚チェックを。
  • アレルギー検査、真菌・細菌の培養検査で原因を特定
  • 免疫・ホルモン疾患(甲状腺・クッシング等)は獣医師と相談を

✅ まとめ:こんなときは動物病院へ

症状要チェックポイント
強いかゆみ・夜間にかくアレルギー、ダニ、疥癬など
脱毛が円形でフケが多い真菌感染(リングワーム)
ベタつく、臭い、黒っぽい外耳垢脂漏症やマラセチア性疾患
ブツブツ+赤み+発疹細菌・ダニ・アレルギー反応
元気ない+乾燥+脱毛甲状腺低下などホルモン異常

どの症状でも、早期治療が重要です。獣医師による「皮膚検査・培養・アレルギー検査」などで適切な治療法を判断してもらいましょう。

必要であれば、環境改善・処方食・薬用シャンプー・駆虫薬・抗菌/抗真菌薬などを含む本格的なケアがスタートできます✨


愛犬・愛猫の皮膚ケアをしっかり行って、健康で快適な毎日を過ごしましょう😊