犬の歯が「伸びてきた」ように見えるときは?
こんにちは!大田区大森のイース動物病院です!
「なんだか最近、うちの子の歯が伸びてきた気がする…」
そんな風に感じたことはありませんか?👀
実は、犬の歯は人間のように“伸びる”ことはありません。でも、そう見える理由や注意が必要なケースはあるんです!
今回は、「犬の歯が伸びたように見える理由」と「受診すべきサイン」についてご紹介します🦴✨
🔍 そもそも犬の歯は伸びるの?
答えは NO!
犬の歯は基本的に 永久歯が生え変わったあとには伸びません。
でも、「伸びたように見える」「いつもより目立つ」と感じることはあります。
🐾 歯が伸びたように見える主な理由
① 歯茎が下がっている(歯周病など)
→ 歯ぐきが炎症などで後退すると、歯が長く見えます😖
特にシニア犬や、歯石がたまりやすい子は要注意!
✅ よだれが多い
✅ 口臭がきつい
✅ 歯ぐきから出血する
などが見られたら、歯周病が進行している可能性も…。
② 乳歯が抜けずに残っている(若い犬の場合)
→ 特に小型犬では、永久歯が生えてきても乳歯が抜けないまま残ることがあります。
重なって生えていると、片方の歯が「伸びている」ように見えることも。
③ 欠けた歯・摩耗で周囲とのバランスが変わった
→ おもちゃや硬いものをかじって他の歯が削れたり欠けたりしていると、1本だけ目立って見えることがあります🦷
④ 奇形や遺伝的な噛み合わせの異常
→ まれに、歯の形や位置の異常があり、伸びているように見えることもあります。
特に下顎が短い「アンダーショット(受け口)」の犬種では、前歯が突出して見えることがあります。
⚠️ 注意すべきサインと受診の目安
以下のような症状があれば、早めに動物病院で相談を!
✅ 歯ぐきが赤い、腫れている
✅ 出血がある
✅ 口臭が強い
✅ 歯の色が変わってきた(茶色・灰色など)
✅ ごはんが食べづらそう、硬いものを嫌がる
✅ よく口を気にしている(前足で顔をこする など)
こうした症状がある場合は、歯周病・破折・口内の異常などが原因かもしれません。
🦷 動物病院でできること
🔸 歯の状態チェック(歯石・歯茎・噛み合わせ)
🔸 必要に応じてレントゲン検査(歯の根元まで確認)
🔸 スケーリング(歯石除去)や乳歯抜歯
🔸 破折している歯の処置や抜歯対応
症状や状態によって、麻酔を使った処置が必要なこともありますが、早期に見つけてあげることがとても大切です✨
✅ まとめ
🐶 犬の歯は基本的には伸びませんが、「伸びて見える」ことはあります!
🐾 歯ぐきの後退、乳歯遺残、噛み合わせの異常などが原因かも
⚠ 歯周病などのサインがある場合は早めに動物病院へ!
🦷 日常的なデンタルケア+定期的な歯科チェックが大切です!
「これって大丈夫かな…?」と少しでも気になったら、まずはお気軽にご相談ください😊
愛犬のお口の健康を守って、毎日おいしく・楽しく過ごしましょう🐾✨
当院では歯科専門外来を行っております!
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