フケが多くて痒がっている!?冬の猫の皮膚トラブルについて

こんにちは!大田区大森のイース動物病院です!
寒い季節が近づいてくると、猫の健康管理で特に気を付けたいのが皮膚トラブルです。
冬場は乾燥や寒暖差、室内環境の変化などが原因で猫の皮膚に影響を及ぼすことがあります。
本日は、これからの季節に特に注意が必要な猫の皮膚トラブルについて解説します。

猫に多い皮膚トラブルの種類

乾燥によるフケ

冬場は空気が乾燥しがちです。そのため、猫の皮膚も乾燥し、フケが目立つことがあります。
特に長毛種の猫は被毛の奥にフケが溜まりやすいため、ブラッシングの際に気付きやすいでしょう。

アレルギー性皮膚炎

季節の変わり目にアレルギー症状が悪化する猫もいます。
暖房器具によるホコリやカビ、洗剤の変化がアレルゲンとなる場合があります。
耳や顔まわりを頻繁に掻く、舐めるといった行動が見られたら要注意です。

皮膚のかゆみや炎症

冬場は暖房で部屋が暖かくなるため、ダニやノミが活動しやすい環境が作られることがあります。
これらが原因でかゆみや赤み、脱毛などが見られる場合があります。定期的な予防薬の使用をおすすめします。

毛玉のトラブル

寒さで猫が活動量を減らし、グルーミングの頻度が増えると、毛玉を飲み込む回数が増え、消化器にも影響を及ぼす可能性があります。
毛玉が皮膚表面に固まることで、絡まった部分に炎症が起きることもあります。

皮膚トラブルを予防するためのポイント

室内環境を整える

湿度を40~60%に保つことが重要です。加湿器を使用することで乾燥を防ぎ、猫の皮膚の健康を守りましょう。
また、暖房の温度設定にも注意が必要です。急激な温度変化は猫のストレスや皮膚の負担につながります。

定期的なブラッシング

被毛のお手入れを丁寧に行うことで、フケや毛玉の予防ができます。
猫の体調に合わせて優しくブラッシングを行い、皮膚の異常がないかチェックしましょう。

バランスの良い食事

皮膚や被毛の健康には、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
特にオメガ3脂肪酸やビタミンEなどが含まれたフードは、皮膚を健康に保つのに役立ちます。

定期的な健康チェック

小さな異常でも放置すると大きなトラブルに発展する可能性があります。
特に冬場は、毛の中に隠れた皮膚の異常を見逃しがちです。違和感を感じたら早めに動物病院で相談しましょう。

最後に

猫の皮膚トラブルは放置するとかゆみや痛みだけでなく、全身の健康に影響を与えることがあります。
これからの季節に備えて、猫の生活環境や体調を見直し、トラブルを未然に防ぐよう心掛けましょう。
不安な点や気になる症状があれば、いつでも当院にご相談ください。

健康で快適な冬を迎えるために、日々のケアを大切にしてくださいね!