結石って健康診断でわからない?!

こんにちわ!東京都大田区大森西にありますイース動物病院です!!

みなさんは愛犬愛猫ちゃんの健康診断を行っていますか?いつも元気にいてくれる愛犬愛猫ちゃん。でもふとした日におしっこするときに痛そうにしている!やおしっこが出ない!!そんなことが起きてしまうかもしれません。健康診断で結石が見つかることは、飼い主さんにとって驚きであり、心配事でもあります。結石は尿路系にできる固まりであり、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。ここでは、愛犬や愛猫における結石の種類、原因、症状、診断方法、そして予防と治療について本日は愛犬愛猫ちゃんの健康診断でわかる結石についてお話をさせていただきます。

結石の種類

犬や猫に見られる主な結石の種類には、以下のようなものがあります。

ストルバイト結石

最も一般的な結石で、マグネシウム、アンモニウム、リン酸塩から成り立っています。尿のpHが高い状態で形成されやすく、尿路感染症と関連していることがあります。

シュウ酸カルシウム結石

尿の酸性度が高い状態で形成されやすい結石です。猫に特に多く見られ、尿路の痛みを引き起こすことがあります。

尿酸結石

 尿中の尿酸が過剰になると形成される結石で、犬に見られることが多いです。高タンパク質食や特定の遺伝子に関連していることがあります。

シストイン結石

尿中のシストインが過剰になると形成される結石で、特に猫に多いです。

 結石の原因

結石の形成には複数の要因が関与しています。

食事

食事内容が結石の形成に大きく影響します。例えば、ストルバイト結石は尿のpHが高い場合に形成されやすいため、食事でpHを調整することが重要です。

水分摂取

十分な水分を摂取することで尿の濃度が下がり、結石のリスクが低減します。

遺伝子

特定の品種や家族歴によって結石になりやすい傾向があります。

 結石の症状

犬や猫が結石を持っている場合、以下のような症状が現れることがあります。

  • 尿の異常(血尿、濁った尿など)
  • 頻尿や排尿困難
  • 腹部の痛みや不快感
  • 食欲不振や体重減少

これらの症状が見られた場合は、早急に獣医師に相談することが重要です。

診断方法

獣医師は結石を診断するために、以下のような方法を使用します。

尿検査

 尿中の結晶やpHを調べることで、結石の種類を特定することができます。

レントゲン検査や超音波

尿路内に結石があるかどうかを観察するために使用されます。

血液検査

結石が臓器に影響を与えているかどうかを確認するために行われることがあります。

予防と治療

結石の予防と治療には以下のようなアプローチがあります

食事管理

獣医師が推奨する食事を与えることで、尿のpHを調整し、特定の結石のリスクを低減させることができます。

水分摂取の促進常に新鮮な水を提供し、ペットが十分な水分を摂取できるようにします。

定期的な健康診断

獣医師による定期的な健康診断を受けることで、早期に結石を発見し、適切な対策を取ることができます。

薬物療法や手術

結石が重度の場合、薬物療法や手術が必要になることがあります。獣医師の指示に従い、適切な治療を行います。

まとめ

犬や猫にとって結石は深刻な健康問題ですが、適切な管理と早期の対応によって予防や治療が可能です。定期的な健康診断と適切な食事管理を通じて、ペットの健康を守るための努力を怠らないようにしましょう。ペットが快適で健康な生活を送れるよう、飼い主としての責任を果たしていくことが大切です。

当院では健康診断を行っています。