異物の誤食・中毒について はじめにお読みください
はじめにお読みください
こちらのコラムでは異物の誤食・中毒について連載していきます。
中毒量はあくまで参考値となりますので、記載量を下回る摂取量であっても症状を示す場合があります。必ず動物病院まで確認するようお願いします。
誤食・中毒に関する基本事項
・ 異物摂取後6時間以内がピリオドタイム
胃の中に残っている可能性があります。まずは病院にお電話後、受診してください。
・異物摂取後から来院までの間にご飯は与えない
催吐処置(薬で一過性に胸焼けを起こさせる処置)では胃内容物が含まれている方が吐かせやすいですが、内視鏡検査となる場合には胃が空の状態の方が検査しやすいです。
状況によって様々ですが、基本的には、あえて食事はとらずにすぐにご来院ください。
・誤食物の詳細な情報
「誤食したものがわかる情報(商品名、成分など)」や「誤食物の残骸(残った切れ端など)」は一緒にお持ちください。
難しい場合には写真撮影をお勧めします。
中毒物の誤食における基本対応
・中毒物質量を減らす(催吐処置・胃洗浄)
・吸収量を減らす(活性炭投与など)
・中毒物質の濃度を減らす(輸液)
・中毒作用を緩和する(拮抗剤の投与など)
異物の誤食における基本対応
・異物の形状・大きさ、誤食後の経過時間、画像検査などから処置内容を検討する
→経過観察、内視鏡検査、催吐処置、輸液、開腹手術など
次より該当するページをご覧ください
・人の食べ物やおやつ(チョコレート、ねぎ類、キシリトール、ブドウなど)
・有害物(タバコ、殺鼠剤、殺虫剤など)
・植物(観葉植物、公園などに咲いている花など)
・異物の誤食(固形のおもちゃ、ぬいぐるみ、ひも状、針・竹串、鳥の骨、ティッシュやペットシーツなどの紙、砂など)
東京都大田区、蒲田、大森で緊急対応が必要か判断に迷った方は、いつでもお気軽にご相談ください。
イース動物病院
〒143-0015
東京都大田区大森西4-17-20
TEL:03-3768-7606