犬猫🐶🐱の皮膚病、それって実は…アレルギーかもしれません!
【ブログ記事本文】
こんにちは!東京都大田区大森のイース動物病院です。
「最近うちの子、やたらとかゆがる…」
「肌が赤くなってる」「耳をかきむしってる」
そんなお悩みを抱えていませんか?
犬や猫の皮膚病はとてもよくあるトラブルですが、原因のひとつにアレルギーが隠れていること、意外と知られていません。
今回は、そんな「アレルギー性皮膚炎」についてわかりやすくご紹介します。大切な家族が快適に過ごせるよう、ぜひチェックしてくださいね!
皮膚病の症状、こんなサインに要注意!
- 頻繁に体をかく・なめる・かじる
- 耳をかゆがる(外耳炎のような症状)
- 皮膚が赤い、湿疹がある
- 毛が抜けている・フケが多い
- においが強くなる
- 肛門周りや足先をしきりに舐める
これらの症状が出ている場合、アレルギー性皮膚炎の可能性があります。
アレルギーってどんな病気?
アレルギーとは、本来無害なはずの物質(アレルゲン)に対して、体の免疫システムが過剰に反応してしまう状態です。人間にもありますが、犬や猫にも多く見られます。
犬猫に多いアレルギーのタイプ
1. 食物アレルギー
ある特定の食材(例:チキン、小麦、大豆など)に対してアレルギー反応を起こします。皮膚のかゆみや下痢、嘔吐などが出ることもあります。
2. アトピー性皮膚炎(環境アレルギー)
ハウスダスト、花粉、カビ、ノミの唾液など、環境中の物質が原因に。季節によって症状が悪化する場合もあります。
3. ノミアレルギー性皮膚炎
ノミに刺されることによって起きるアレルギー。わずか1匹に刺されただけでも強い反応を示す子もいます。
アレルギー性皮膚炎の厄介なところ
アレルギーは一度発症すると「完治」は難しいケースが多く、長期的なケアや体質に合わせた管理が必要になります。
また、他の皮膚病と見た目が似ているため、自己判断が難しく、誤ったケアで悪化してしまうケースも少なくありません。
動物病院でできる検査・治療
- 皮膚の検査(細菌・真菌・ダニの確認)
- 食事の除去試験(特定の食材を避けた食事を2ヶ月ほど継続)
- アレルギー検査(血液検査などでアレルゲンを特定)
- 内服薬・外用薬・スキンケア
- 定期的な予防(ノミ・ダニ駆除)
愛犬・愛猫の体質にあわせて、治療法を一緒に探していくことが大切です。
ご家庭でできる対策
アレルギーと付き合っていくには、日頃のケアも欠かせません。
- 低アレルゲンのフードに切り替える
- 空気清浄機や掃除機で室内環境を清潔に保つ
- ストレスの軽減(遊び、安心できる環境)
- 薬用シャンプーや保湿剤でのスキンケア
小さな工夫が、皮膚の状態を大きく左右します。
かゆみは「つらさ」のサイン
人間でもかゆみって、とってもつらいですよね。
犬や猫も同じです。言葉にできないぶん、体をなめたり掻いたりしてサインを送ってくれています。
そんなときは、「様子を見よう」ではなく、「ちょっと相談してみよう」という気持ちで、ぜひ動物病院へお越しください。
まとめ
- 犬猫の皮膚病、原因はアレルギーのことも多い
- 早期発見・早期ケアが慢性化を防ぐカギ
- 治療は「一緒に付き合っていく」ことが大切
- 気になるサインがあれば、まずはご相談を!
当院では、皮膚トラブルにお悩みのワンちゃん・ネコちゃんと、そのご家族に寄り添いながら、丁寧な診療を心がけています。
「これってアレルギーかも…?」と思ったら、ぜひお気軽に大田区大森にあるイース動物病院にご相談ください!