犬の靱帯切れちゃうと…
こんにちは!イース動物病院です!!
ワンちゃんと一緒にお散歩やドッグラン、海や山などたくさん遊び思い出を作りたいですよね。そこでワンちゃんが怪我してしまうと心配で仕方なくなってしまいます。
そこで本日はワンちゃんでも起きてしまうかもしれない『犬の前十字靭帯断裂』についてお話しさせていただきます。
ワンちゃんが前十字靭帯を断裂することは、飼い主にとって深刻な健康問題であり、適切なケアと治療が必要です。前十字靭帯は犬の膝関節の安定性を維持する重要な部位であり、断裂すると犬の動きに支障をきたすことがあります。ここでは、犬の前十字靭帯断裂について症状、診断、そして治療法について詳しく見ていきましょう。
原因
犬の前十字靭帯断裂の主な原因は、以下のようなものが挙げられます。
外傷
突然の衝撃や急激な体の動きによって、前十字靭帯が断裂することがあります。特に過度の運動やジャンプが原因となることがあります。
加齢
犬が年をとるにつれて、靭帯や関節の組織が弱くなり、断裂しやすくなります。
遺伝的要因
特定の犬種では前十字靭帯断裂が遺伝的に関連していることがあります。
症状
犬の前十字靭帯断裂の症状は、程度によって異なりますが、一般的に次のようなものが挙げられます。
歩行状態
犬が歩く際に足を持ち上げたり、膝を曲げたりする姿勢の挙上、びっこが見られます。膝関節が不安定になるため、犬はいつも通りの歩行が難しくなります。
疼痛
断裂した前十字靭帯は痛みを引き起こすことがあります。犬が歩く、走る、または膝関節を動かす際に痛みが出てくることがあります。
腫れ
断裂後、膝関節周囲に腫れが現れることがあります。
筋肉の萎縮
長期間にわたって不安定な状態が続くと、周囲の筋肉が萎縮することがあります。
診断
犬の前十字靭帯断裂の診断は、獣医師によって行われます。症状の観察と、必要に応じてレントゲン検査などの画像診断が行われることがあります。これによって、断裂の程度や影響を詳しく調べることができます。
治療法
犬の前十字靭帯断裂の治療法は、断裂の程度や犬の個体差によって異なりますが、以下のような方法が一般的に用いられます。
基本的には外科手術になります。手術は靭帯の再建や安定性を回復することを目的とします。
まとめ
犬の前十字靭帯断裂は、膝関節の安定性を損なう深刻な健康問題です。早期の診断と適切な治療法が重要です。飼い主は犬の行動や健康状態を注意深く観察し、異常が見られた場合は速やかに獣医師に相談するよう心がけましょう。犬の健康と幸せな生活を守るためには、正しい情報を得て適切なケアを提供することが大切です。
さらに詳しい前十字靭帯についてはこちらをご覧ください。
当院では毎週月曜日に整形専門外来を行っています。
前十字靭帯と診断された。最近後ろ足を使わない。立てなくなった。など些細な症状からでもご相談ください。
大切な愛犬との大切な日常に少しでも寄り添わせていただきます✨