犬の留守番はケージで安心!使い方・工夫・注意点を徹底解説
こんにちは!大田区大森のイース動物病院です。
「留守番中、愛犬がいたずらして部屋がぐちゃぐちゃに…」
「外出中も、ちゃんと落ち着いて過ごせているか心配…」
そんなお悩みを持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか?
犬にとって、飼い主がいない時間は不安でいっぱいです。けれど、ケージをうまく活用することで、安心して安全に留守番させることが可能になります。
ここでは、留守番時のケージの使い方や注意点、安心できる環境づくりのポイントをご紹介します。
ケージは「閉じ込める場所」ではなく「安心して待つ場所」
まず大切なのは、「ケージに入れておく=可哀想」ではないということです。
ケージは犬にとって、外部から守られる安心できる巣穴のような空間です。
適切にトレーニングをしていれば、犬は「ここで待っていれば、必ず帰ってきてくれる」と学び、落ち着いて過ごせるようになります。
留守番前のケージ準備
清潔で安全なケージかどうか確認
・ベッドや毛布は清潔で季節に合ったものにする
・誤飲しそうなおもちゃは入れない(丈夫なガムや噛むおもちゃなど)
ケージの設置場所
・直射日光が当たらない
・冷暖房の風が直接当たらない
・できれば、生活音が聞こえる落ち着いた場所(洗濯機の横や廊下は避けましょう)
水分補給の準備
・倒れにくい給水器を設置
・長時間の留守番では、水切れしないよう確認する
留守番前の過ごし方
留守番中にケージで静かに過ごしてもらうためには、「出かける前の過ごし方」がとても重要です。
- お散歩や遊びでエネルギーを発散させる
- トイレを済ませておく
- 静かにケージへ誘導し、おやつやコングなどで「良いイメージ」をつける
「楽しく疲れて、満足してお昼寝モード」になっていれば、留守中もスムーズに過ごせます。
長時間の留守番
基本的に、成犬であっても6〜8時間を超える留守番は避けたいところです。また最初から長時間の留守番をさせるのは不安が強くなってしまうため、やめましょう。少しずつ留守番の時間を延ばして慣らしていくことが大切です。
どうしても長時間になる場合は以下のような対策をしましょう。
サークル+ケージで空間を広く
ケージ単体ではなく、サークルと組み合わせて「トイレスペース」「寝るスペース」を分けてあげると快適です。
おもちゃで退屈しのぎ
中にフードを詰められる知育トイ(コングなど)を活用すれば、遊びながら時間を過ごせます。丈夫なガムや噛むおもちゃなどの誤飲しやすいもの、ロープやボールなどの人と一緒に遊ぶものも避けた方がいいです。
ペットカメラで様子をチェック
最近は、スマホでリアルタイムに見られるカメラも多数あります。犬の様子を見守れるだけでなく、異変があればすぐ帰宅対応も可能です。
帰宅後の対応で、ケージがもっと好きになる
帰宅したら、まずは静かに「ただいま」。
犬が興奮して吠えていても、すぐにかまわず、落ち着いたら優しく声をかけるのがポイントです。
帰宅直後の激しいスキンシップは、より犬を興奮させることになります。「帰ってきたらいいことがある」(飼い主に構ってもらえる)と学習させないようにする
この繰り返しが、信頼関係を深め、ケージでのお留守番を安心できるものにします。
まとめ
留守番中のケージは、単なる「閉じ込める道具」ではなく、犬の心と体の安全を守る大切なツールです。
飼い主がいない間も、安心して休めるスペースを用意しておくことで、犬は不安にならずに穏やかに過ごせます。
ポイントは「普段からケージに慣れさせておくこと」と、「留守番を特別なことにしないこと」。
日々のトレーニングと小さな工夫で、留守番上手な子になってくれるはずです。
しかし半日以上の留守番の場合は、無理をさせずにお世話を任せられる人や、ペットホテルなどを利用しましょう。
当院でも1日のみのお預かりから長期ホテルも行っていますので、大田区、蒲田、大森でお困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。
当院では生後7ヵ月までの子犬の交流会、しつけや日常ケアの学習を行うパピーパーティーを開催中です。
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