これ、知らない飼い主が多すぎる。“見えない病気”があなたの愛犬を襲う健康診断の重要性
愛犬の健康を守るために──健康診断の必要性とは?
犬は私たちにとって大切な家族の一員です。その健やかな毎日を守るためには、毎日の食事や散歩だけでなく、「健康診断」を定期的に受けることがとても重要です。
しかし、「元気に走ってるから大丈夫」「食欲もあるし、病院は具合が悪くなってからでいい」と考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか?実は、犬は体調の変化を隠す動物であり、症状が表に出たときにはすでに病気が進行していることも珍しくありません。
■ 犬の健康診断は“早期発見・早期治療”の鍵
健康診断の最大の目的は、「まだ症状が出ていない段階で異常を見つけること」です。特に以下のような病気は、初期にはまったく症状が出ないことがあります。
- 腎臓病・肝臓病
- 心臓病
- 腫瘍(がん)
- ホルモン異常(甲状腺・副腎など)
これらの病気は、早い段階で見つけて適切に治療すれば、進行を遅らせたり、完治を目指すことも可能です。しかし、見つかるのが遅れると治療が難しくなったり、ワンちゃんのQOL(生活の質)を大きく損なうことになります。
■ 健康診断でわかること
健康診断では、主に以下のような検査を行います。
- 身体検査(体重、心音、皮膚、歯の状態など)
- 血液検査(内臓機能、貧血、感染症の有無など)
- 尿・便検査(腎臓、消化器系、寄生虫の有無など)
- レントゲン検査・超音波検査(心臓や内臓の形状や動きの確認)
- 心電図検査(不整脈や心疾患の確認)
これらの検査を組み合わせることで、体の内側の状態を総合的にチェックすることができます。
■ 健康なときこそ受けるべき理由
病気のときではなく、「元気なときにこそ健康診断を受けるべき」理由があります。それは、“健康な状態の基準値”を知っておくことが、異常の早期発見につながるからです。
たとえば、血液検査の数値は個体差があるため、一般的な正常値と比べるだけでは判断が難しいケースもあります。その子自身の「普段の数値」を把握しておけば、少しの変化でも「何かおかしい」と気づくことができます。
■ 年齢に応じた健康診断の頻度
犬の年齢によって、健康診断の受診頻度も変わってきます。
- 1歳〜6歳(成犬期):年1回
- 7歳以上(シニア期):年2回
シニア期に入ると、代謝が落ちたり病気のリスクも高まるため、半年に1回の検査がおすすめです。中には、半年ごとの健康診断で初期の病気が見つかり、すぐに治療に移れたというケースもあります。
■ 飼い主さんにとっても安心
健康診断を受けることで、ワンちゃんの健康状態を数値で把握できるようになります。それによって、普段の食事内容の見直しや、運動の仕方、日常のケアの工夫にもつながります。
「何もなくてよかった」と安心できることも、健康診断を受ける大きなメリットのひとつです。
■ まとめ:愛犬のために“未来への投資”を
犬の寿命は人間よりもずっと短いからこそ、1年に1回の健康診断はとても貴重なタイミングです。「今、元気だから大丈夫」と思っていても、数か月後に体の中で何かが進行しているかもしれません。
愛犬の健康を守るのは、飼い主さんにしかできないことです。ぜひこの機会に、健康診断についてご検討ください。そして、元気な今だからこそ、病気の予防と早期発見に目を向けてあげてくださいね。
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