リードとハーネス、どうやって選べばいいの?

こんにちは!大田区大森のイース動物病院です。

みなさんは犬のお散歩で首輪とハーネス、どちらを使っていますか?

リードは伸びないスタンダードリードと伸縮機能のものどちらを使用していますか?

それぞれメリットとデメリット、使用場面が異なるので愛犬の状態や場面に合わせて選びましょう。

首輪とハーネス

首輪

首輪は散歩トレーニングにおすすめです。リードを強く引っ張ることはしませんが、同じ力でもハーネスより首輪の方がリードからの刺激を強く感じます。そのため、リードによる指示が効きやすくなります。

ハーネス

ハーネスは、力が強い子やシニアにおすすめです。

ハーネスは首輪に比べて体への負担、特に首への負担が少ないことと、首輪より抜けづらいことがメリットとして挙げられます。

足腰が弱くなってきているシニアや、気管支が弱い子、首周りの骨に痛みがある子などはハーネスの使用がいいでしょう。

また力が強い子や散歩中に一人で前に突き進んでしまう子の場合、その力がそのまま体に負荷をかけることになります。首輪だとその負荷が首のみにかかることになりますが、ハーネスを使用することで力を分散し体への負担を減らすことができます。

また、首輪よりも抜けづらいこともハーネスのメリットです。力が強い子や元気な子にはハーネスの使用、もしくはハーネスと首輪を2つ利用しリードを2つ持つことでより安全にするといいでしょう。

リード

スタンダードリード

普段の街中などでの散歩では、伸びないスタンダードリードを使用しましょう。

伸縮機能のあるもので散歩をすると、急に飛び出したり駆け出したときに犬の行動を制御することができません。

犬の行動を制御ができずに急に飛び出してしまうと、自転車や車との接触事故を起こす可能性があります。

また、急に駆け出して別の犬と喧嘩したり人に噛みつくなど傷害事件が起こる可能性もあります。

他にも拾い食いやマーキングなど散歩中に気を付けておきたいことはたくさんあります。「うちの子は大丈夫」と過信せず、万が一のことが起こらないようにスタンダードリードを使用して予防していきましょう。

伸縮機能のリード

伸縮機能のあるリードは広場やドッグランなど、ある程度制限をかけつつも行動範囲を広くしたいときに使用します。呼び戻し「おいで」が上手くできない場合でも安心して行動範囲を広くすることができます。

また、呼び戻し「おいで」の練習などしつけに関わる練習でもリードを使い分けて使用することがあります。

まとめ

首輪とハーネスは体のサイズや犬の状態に合ったものを選び、リードは使用場面に応じて適したものを使うことで安心安全なお散歩をして行きましょう。