関節が腫れてきた!これなんなの?!

こんにちは!イース動物病院です!!

こんな症状あてはまりませんか?

最近ふらつくことが増えた。関節あたりが腫れている。そんな症状はありませんか?

人でもよく聞く『リウマチ』という言葉を耳にしたことはないでしょうか?実はワンちゃんでもリウマチは存在する疾患です。本日は犬のリウマチについてのお話させていただきます。リウマチは細菌やウイルスなど外敵から体を守る自己免疫の仕組みによって自身の細胞が攻撃されてしまう疾患になります。

犬がリウマチにかかることは、飼い主にとって心配事の一つです。リウマチは犬の関節を中心に発生する痛みや炎症を引き起こす自己免疫性疾患です。この病気について理解することは、犬の健康管理に欠かせません。ここでは、犬のリウマチについて症状、診断、そして治療法について詳しくお話をさせていただきます。

症状

犬のリウマチの症状は、一般的に次のようなものが挙げられます。

関節の炎症

関節の腫れや炎症が見られます。犬は関節を動かすのを嫌がったり、ふらついたりすることがあります。

動作の制限

痛みや不快感から、犬は普段の活動が低下することがあります。階段の上り下りやジャンプをしなくなることがあります。

筋肉の萎縮

長期間にわたって関節が炎症を起こすと、周囲の筋肉が萎縮することがあります。

食欲不振

痛みや不快感から食欲が低下することがあります。

診断

犬のリウマチの診断は、獣医師によって行われます。症状の観察と、必要に応じてレントゲン検査や血液検査、関節液検査が行われることがあります。レントゲン検査では関節の状態を詳しく調べ、血液検査では炎症反応や免疫反応の数値を確認します。

治療法

犬のリウマチの治療法は、症状や犬の状態によって治療を選択していきます。一般的な治療法としては、以下のようなものがあります。

内服薬

基本的に内服薬による治療が主になります。免疫抑制剤を長期服用する必要があります。

装具

手足が変形することによって日常生活が困難になる場合には、オーダーメイドの装具を作成し生活の改善をはかります。

まとめ

犬のリウマチは、関節の炎症や痛みを引き起こす自己免疫性疾患です。早期の診断と適切な治療法が重要です。飼い主さんは犬の行動や健康状態を注意深く観察し、異常が見られた場合は速やかに獣医師に相談するよう心がけていただけたらと思います。犬の健康と幸せな生活を守るためには、一緒に過ごす日々の観察や相談が大切なことになります。

当院では毎週月曜日に整形専門外来を行なっています。

最近関節周りが腫れている。ふらつくことがある。リウマチと診断されたのに良くならない。等些細なことからでもご相談ください。

大切なワンちゃんとの日々の暮らしに寄り添わせていただきます✨