定期的な爪切りが必要なワケ
こんにちは!大田区大森のイース動物病院です。今回は犬猫の爪切りのお話です。皆さんのおうちの子は爪切りができていますか?
犬猫の爪切りは、健康と快適さを保つために重要なケアの一環です。ここでは、定期的な爪切りを行う理由について詳しく説明します。
目次
1.けがの予防
2.健康維持
3.快適さの向上
4.行動の改善
5.予防的ケア
6.しつけと絆の強化
7.実際の爪切り方法
けがの予防
過度の伸び: 爪が過度に伸びると、歩行時に爪が床に引っかかり、折れたり裂けたりする危険があります。これが痛みや出血、感染症の原因となることがあります。
怪我防止: 犬猫自身だけでなく、飼い主や他のペット、家具に対しても引っかいて怪我をさせるリスクがあります。短く整った爪は、こうしたリスクを軽減します。
健康維持
関節と姿勢の保護: 長い爪は、犬猫の歩行や姿勢に悪影響を与えることがあります。特に、爪が床に接触して歩行を妨げる場合、関節に不自然な負担がかかり、痛みや関節炎のリスクが高まります。
健康な爪と肉球: 過度に伸びた爪は肉球に食い込み、痛みや感染症を引き起こすことがあります。適切な爪切りは、爪と肉球の健康を保つために重要です。
快適さの向上
快適な生活環境: 長い爪は犬猫にとって不快であり、日常生活に支障をきたすことがあります。定期的な爪切りにより、犬猫は快適に歩き回ることができます。
遊びの安全性: 爪が短く整っていると、遊びや運動中に他の動物や人間に傷をつけるリスクが減ります。
行動の改善
家具や物の損傷防止: 長い爪を持つ犬猫は、家具やカーペットなどに爪を立てることが多く、これが損傷の原因となります。定期的な爪切りにより、このような行動を減少させることができます。
ストレスの軽減: 爪が引っかかることにより、犬猫自身がストレスを感じることがあります。適切な爪切りにより、このストレスを軽減できます。
予防的ケア
健康チェックの機会: 爪切りは、定期的に犬猫の健康をチェックする機会でもあります。爪や足に異常がないか、皮膚の状態が良好かを確認することで、早期に問題を発見し対処することができます。
しつけと絆の強化
信頼関係の構築: 定期的な爪切りは、飼い主とペットの信頼関係を強化する良い機会です。優しく丁寧に爪切りを行うことで、犬猫は飼い主に対する信頼感を深めます。
しつけの一環: 子犬や子猫の時期から爪切りに慣れさせることは、他のケア(例えば耳掃除やブラッシング)に対する抵抗感を減少させる助けとなります。
実際の爪切り方法
適切な道具を使用: 犬猫専用の爪切りを使用し、爪を切る際は、血管が通っている部分を避けて慎重に切ります。
リラックスした環境: 犬猫がリラックスできる環境で、静かに落ち着いて爪切りを行うことが重要です。
慣れさせる: おやつや褒め言葉を使って、ポジティブな経験にするよう心がけます。子犬や子猫の時や爪切りに慣れていない時は、とにかく痛い思いをさせないように丁寧に行います。出血しないように長さを短くするより、爪切りの行為に慣れてもらうことを重視します。
また、慣れていない頃は一度に全部の爪を切る必要はありません。まずは爪一本。慣れてきたら前足一本と少しずつ増やしていきましょう。
爪を切るときには肢を持ち上げますが、その際に肢を身体に対して平行に持ち上げましょう。身体に対して垂直に持ち上げると肢を痛める原因になります。
犬の場合、散歩でアスファルトを歩いていると爪がある程度削れます。なので散歩のコースや距離にもよりますがギリギリを狙って切る必要はありません。
まとめ
定期的な爪切りは、犬猫の健康と幸福に直接的に影響します。適切なケアと注意を払うことで、犬猫は快適で健康な生活を送ることができます。
当院では爪切りも行っていますので、お気軽にご相談ください。